数少ない(もしかして唯一の?)建築系の展示会、Archi Future2009へ行ってきました。
以前に比べると規模は小さくなったけど、出展しているのは建築系の主だった企業ばかり。来場者もそこそこ多くて活気がありました。
2,3のセミナーに参加して、展示を一通り見て帰ってきましたが、なかなかよそ様のアプリケーションを見る機会もないので一度にいろいろ見るにはいい機会でした。
さて、参加したセミナーの一つで紹介されていたProject Newportというのが面白かったので紹介します。
リアルタイムレンダリングのシステムなのですが、一例として模型など「モノ」を使って操作する例が紹介されています。
レンダリングシステムを使ったことがある人は分かると思いますが、3Dの空間で視点の位置を決めたり、移動したりする操作は、これが思い通りの位置から見れなかったり、移動しようとして壁を突き抜けてしまったりと、なかなか面倒な作業なのです。
普通だとマウスやキーボードで操作を行いますが、このシステムでは自分の「手」と実際のモノをつかって操作しています。
ちなみに動画はこちら→http://labs.blogs.com/video/TED_MRI_v3.wmv
かなり不思議な感じですが、文字通りかゆい所に「手」が届く感じがいいです。
でもなぁ、これを施主に見せると、そればっかりに目が行ってしまって、肝心のデザインから注意がそれそうですね。