公開されているサンプルを参考にGrasshopperコンポーネントを作ってみたのですが。。。
アイコンがないと、なんだか落ち着かない。
ドキュメントを調べるとIconプロパティをオーバーライドしてアイコンを定義してやれば良いことが分ります。
Override this function to supply a custom icon (24×24 pixels). The result of this property is cached, so don’t worry if icon retrieval is not very fast.
GH_DocumentObject.Icon Property
ということでアイコンの定義方法のメモ。
アイコンを準備する
24×24ピクセル(PNG形式)を準備します。PNG形式なら何でも良いようなので、画像データを用意します。
この例では、emoji_laugh_smile.png という名前でファイルをプロジェクトに追加しておきます。
プロジェクトにリソースを追加する
Visual Studio 2022を使っているのですが、以前のVSとプロジェクトの設定画面が変わっています。
- VSのメニューから[プロジェクト]-[プロパティ]を選択
- 「リソース」、「General」タブで、「アセンブリ リソースを作成/開く」をクリックしてResource.resxを追加
アイコンをリソースへ追加
- Resource.resxを開いて、
- ドロップダウンリストから「イメージ」を選択
- アイコンのファイルをドロップする
Iconプロパティのオーバーライド
リソースへアイコンを追加できたら、あとはIconプロパティをオーバライドします。リソースを使って、次のようにアイコンを返すように記述します。
起動
ビルドしたら、いよいよ起動です。Rhino、Grasshopperが起動してアイコンが表示されたら成功です。
しかし、もうちょっとちゃんとしたアイコン用意するんだった。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows11 Pro(64bit, 21H2)
Visual Studio Professional 2022(17.0.5)
Rhino 7