Rhino8でGHAを作るメモ

UnsplashのBoris Smokrovicが撮影した写真

GHA(Grasshopper Assembly file)の作り方については、公式サイトで詳しく紹介されています。

Your First Component (Windows)

基本的にここにまとめられている手順に従って作業すればGHAができあがります。

とはいえ、ところどころ分かりにくところがあるので、補足情報をメモにまとめておきます。(なお、公式の情報はRhino7対応のようです。2024/03/19現在、Rhino8へアップデートされていません。)

New Grasshopper Add-On dialog

ダイアログの設定項目とGrasshopperの画面に表示される状態が分りにくいので、対応関係を図にまとめると、こんな感じです。

ソースコードとの対応関係でみると、こちら。

プラットフォームとビルド

テンプレートからVisual Studioでプロジェクトを作ると、.NET7.net framework 4.8のマルチターゲットになっている。(良くできてますね)

.NET8を含める場合は、単純に”net8.0”を追記するだけで良いようです。(もちろん、.NET8は別途インストールしておく必要があります)

どのプラットフォームをターゲットにするかはツールバーから選択する。

この状態でビルドすると、Bitmapに関連したエラーが発生します。(なにもコードを追加していない状態でエラーだとビックリしますよね)

原因と対策

System.Drawing.Commonは.NET6以降、Windowsプラットフォームのみの提供になったためと考えられる。(その他のMac,Linuxではサポートされない)

ソースコードを見ると、アイコンの処理でBitmapを使っているのでこれ必須。ということで、System.Drawing.Commonを別途NuGetでインストールする。

これでビルドできるようになります。後は、公式サイトの説明に従って作業を進めることができます。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows11 Pro(64bit, 23H2)
  • Rhinoceros 8 SR5
  • Visual Studio Professional 2022(17.9.3)

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