SketchUp Proは内蔵グラフィックスでは動かない?

Image by Stefan Schweihofer from Pixabay

SketchUpを使用するノートPCを買い換えようかと機種を選定中です。

以前、SketchUp ProはIntel内蔵グラフィックスでは動作しないって情報があって(以下、SketchUpのサポートページの情報。)

【オンボードパソコンでのご利用について】

この情報が気になってノートPCを買い換えるのに躊躇してます。というか、グラボを積んでいるノートPCって選択肢が限られるんですよね。

とはいえ、日付を確認すると2017年の日付、それもSketchUp2017についての記述。さすがいまのバージョンなら内蔵グラフィックスで大丈夫じゃね?そう思ってサポートページを調べると。。。

動作環境

内蔵グラフィックスがダメとは書いていませんが。。。

こういう書き方って、気持ちは分るんですがPCを買い換えるときは躊躇しますよね。果たして内蔵グラフィックスで動くのか?購入して動かなかったら困ります。

では検証してみよう

ということで手元のノートPCで確認してみました。このPC、GPUとしてNVIDIA GeForce MX150が載っています。

GPU
Intel UHD Graphics 620
NVIDIA GeForce MX150

どちらも2017年頃の製品なので、まあ、いまとなっては、かなり非力なグラフィックス性能です。これで内蔵グラフィックスだけの状態でSketchUp Pro 2023が動作するなら、最新プロセッサの内蔵グラフィックスでおそらく問題ないだろうという判断です。

まずはグラボのある状態

下の図はNVIDIA GeForce MX150が有効でSketchUp Pro 2023を起動した状態。モデルをグリグリ回すと、GPUに負荷が掛かっているのが確認できます。

その一方、内蔵グラフィックスはほぼほぼお休み中です。

内蔵グラフィックスへ切換えた状態

デバイスマネージャでNVIDIA GeForce MX150を無効化します。これで内蔵グラフィックスのみ有効な状態です。

この状態でSketchUp Pro 2023を起動すると、Warningが表示されます。

和訳すると。。。

SketchUpは、ご使用のコンピュータシステムに複数のグラフィックカードがあることを検出し、統合インテルグラフィックカードをデフォルトとしています。システムをAMD/NVIDIAカードのデフォルトに変更すると、SketchUpのパフォーマンスが向上します。

これ、うっかりSketchUp Proを英語版にしていたので英語ですが、日本版だと日本語で表示されるのかも?

それはともかく、グラボの使用をおすすめしてきました。良くできてますね。

「Continue」をクリックすると。。。、無事に起動。

同じようにモデルをグリグリと回すと、こんどは内蔵グラフィックスに負荷が掛かっているのが確認できます。内蔵グラフィックスでちゃんと動作しているようです。

GeForceに比べると、やはり動きがもたつきます。ワンテンポ遅れる感じになりますが、まあなんとか動いています。

動作の遅い点はともかく内蔵グラフィックスでも動作しています。これなら内蔵グラフィックスのみのPCに買い換えてもなんとかなりそうです。

たまたまこの条件で動いただけの可能性もあるので、この記事を参考にされる方は自己責任でお願いします。(内蔵グラフィックスで動かなくても責任取れないのであしからずです)

Rhino 7, 8についても動作確認してみました。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows11 Pro(64bit, 23H2)
  • SketchUp Pro 2023

使用したモデル

こちらのリンク先のモデルを使わせていただきました。

Beautiful-Houses-and-architectures


1 件のコメント

  1. ピンバック: Rhino7, 8 をIntel内蔵グラフィックスで検証 | ヤスダ式仕事のブログ

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