夏休みの工作
夏休みを利用して初めて自作PCを作る。長引く在宅勤務で仕事用のノートPCに限界を感じるようになったのと、単純に1台組み立ててみたいというのが、その理由。
なお、PCスキルとしてはメモリやHDDの増設、SSDの換装はやったことあるけど、1からパーツを選んで組み立てるのは初めてです。
PCの用途
以下、自作するPCで使用するソフト、用途など概要。
使用ソフト
- 開発ツール(Visual Studio他)
- シミュレーション(数値計算)
- CAD系ツール(開発、テスト用途でモデル作成用途ではない)
- Office、メール
- 動画編集
こう書き出して改めて見ると、ノートPCでやる仕事じゃないですね?開発ツール、数値計算とCADと、いままでよく仕事になっていたなと。まあ、時期的に打ち合わせの多い時期だったとは言え。。。
パーツ選びのポイント
- 開発ツールや数値計算で快適に使えるそこそこ速いCPU。
- コアは多いに越したことはないが、数値計算考えるとコアあたりの性能が高い方が良い。
- 動画データ、大きめの計算のデータ処理を考えるとストレージは多め、アクセスも速いのがいい。
- ゲームはやらないけど、CADや動画編集を考えるとグラボはそこそこなグレード。
- 自宅で使うので静音性、大きさもコンパクトなのがいい。
ネットの情報や価格を参考に数日悩んで選んだのは以下のパーツ。(最終的には店舗へ行って決めている)
パーツ | メーカー |
マザーボード | ASRock B550M Steel Legend (MicroATX) |
CPU | AMD Ryzen 5 3600(6コア、12スレッド) |
メモリ | Crucial DDR4-3200 16BG(8GBx2) CT2K8G4DFS832A |
ストレージ | CFD M.2 – 2280 SSD(Gen.4、1TB) CSSD-M2B1TPG3VNF |
グラフィックスカード | MSI GeForce GTX 1660 SUPER AERO ITX OC [PCIExp 6GB] |
ケース | Fractal design Define Mini C(MicroATX) |
電源 | 玄人志向 650W 高効率電源ユニット(プラグイン仕様)80Plus Gold KRPW-GK650W/90+ |
はじめマザーボードはATXを考えてたんだけど、店舗でケースを見たらATXはどれも大きい。自宅へもって帰ったら、さらに大きく感じられそう。全部ネットで注文しようと思ってたけど、実物を見るのってやっぱり大事。ケース見てMicroATXに方針変更。
それと店員さんと相談できるのも良いところ。なんせ初心者なので、なにがパーツ選びのポイントなのかまったく分らないのもある。
例えば、グラボ。同じGeForceでも複数メーカーの製品が並んでいて価格もほぼ横並び。なにが違うの???
パーツを選んだポイント
以下、購入したパーツと、その理由。
マザーボード:ASRock B550M Steel Legend
長く使いたいので、なるべく新しくて人気シリーズのASRock Steel Legendで決まり。YouTubeやブログの記事が多いので、組み立てやトラブルってもなんとかなりそうな気がする。なお、上述したようにATXのつもりで出かけてMircroATX版を購入。
CPU:Ryzen 5 3600
4コアじゃ心許ないけど、価格と性能を考えると6コアで十分。Ryzen 2700(8C16T)、2600(6C12T)もちらっと考えたけど、シングルコアの性能考えたら、やっぱりZen2は魅力的。
なんでIntelじゃなくてRyzenかは、基本的にはロマン。Zen3が出たら換装してみるとか夢が広がる。
ところが行った店舗では在庫なし。代わりに3600Xを勧められたけど価格が7, 8千円上がるのと消費電力が95Wと大幅アップ。(3600は65W)消費電力は抑えたいんだけどなーって思っていたら、別の店舗にあることが分かって無事入手。
店舗でマザボと同時購入だと割引があって得した気分になる。
メモリ:Crucial DDR4-3200
店員氏の光るメモリか、光らないメモリのどっちがいいのかの質問にやや失笑する。メモリを選ぶのに光るか光らないかがポイントになるとは思わなかった。こだわりはないので、光らないメモリからおすすめをチョイス。
ストレージ:CFD M.2 – 2280 SSD(Gen.4)
Gen.4接続でRead 5,000MB/sの爆速SSD。これで動画データも計算データも快適に扱える、はず。通常のM.2でも十分速いらしいので、オーバースペックかもと思いつつ、カタログスペックにロマンを求めてこれに決定。今回、なにもかもミドルレンジのパーツの中で、これだけがハイエンド仕様。
グラフィックスカード:MSI AERO ITX GeForce GTX1660 Super
グラボって型番が多すぎで、GTX1660も無印とSuper、Tiとあって紛らわしい。ゲームやらないけど、動画編集なら無印でも十分そう。ところが、価格差2,3千円で性能は15%増しの店員氏の一言でsuperに決定。
同じ1660Superも3メーカーからほぼ同じ価格のグラボが並んでいる。店員氏のおすすめポイントは専用アプリの出来がとにかくいいとのことでMSIをチョイス。(細かい設定をいろいろ試せるってことでしたが、ゲームもオーバークロックも興味ないから関係ないんだが)
ケース:Fractal design Define Mini C
今回、一番悩んだのがこれ。ケースは安いので十分って思ってたんだけど実物を見るとデザインや機能が気にりはじめる。このケースはデザインもいいし、配線もしやすそう。静穏モデルなのもポイントでこれに落ち着く。このケースMicroATXとしては大きめかも?ちょっと予算オーバー。
玄人志向 650W 高効率電源ユニット(プラグイン仕様)80Plus Gold
電源も安いのでいいやと思ってたけど、ケースをコンパクトタイプにしたので、配線を考えてプラグインタイプへ変更。こちらも予算オーバー。
ということで、パーツが一通りそろったので次は人生初の組み立てだ。果たして無事にできるか?
今回の購入費用は全部で12万円ほど。行く前は11万円ぐらいで考えたんだけど、ケースと電源を良いのにしたので、少しアップした。
組み立て編へとつづく。
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